まとめてつぶやき1105 喘息&アトピー性皮膚炎の解読から人体の本質を知る5

第五巻ではいよいよ恋愛について科学的に解説していきたいと思います。

人間の脳では環境や母国語や特定の人間への適応のためにシナプスの刈り込みが数回行なわれ、生後二カ月頃から生後八か月までの間に増えたシナプスと五、六歳までに増えたシナプスの刈り込みが行われることが知られていますが、実は恋人ができた時や妊娠した時にもシナプスの刈り込みが行なわれ、「灰白質の減少」として認識されています。かいはくしつは脳の各部位の体積を構成している神経細胞の集まりです。

まず妊婦はエストラジオール(エストロゲンの中で最も活性が高いもの)とプロゲステロンの急増により妊娠前から脳の内側前頭前野と右上側頭回と右島皮質(他者の感情や状況を共有、嫌悪感、不快感、嫉妬や不安なども司る)と小脳の灰白質の減少が始まり、少なくとも産後二年までその状態が維持されるそうで、部位によっては生涯減少したままになる所もあるそうです。特に内側前頭前野は他者の利益、感情、恐怖や苦痛を自分のことのように理解し、道徳や公平性に照らした協力行動を取るのに必要な部位でオキシトシンによって活性化し、母親が我が子の写真を見た時に強く反応、またその反応は灰白質の減少が大きいほど強くなるそうです。私見を加えるならばこれにより女性は成人男性や自分自身の複雑な心理的駆け引きを忘れて乳幼児の純粋で単純な欲求に対応あるいは共感できるよう脳構造を変化させます。なお、この変化は人工受精でも起こります。

右上側頭回は右側頭葉の上部にあるヒダ(襞)で聴覚処理や音の記憶、言語理解(声のトーンや表情や視線などの非言語的コミュニケーション併せて言葉の意図を読み取る能力を含む)、感情処理(理解、共感)、空間と状況認識、洞察力(見抜く力)などを司り、機能が低下すると出来事記憶や視覚情報記憶が低下したり、道に迷いやすくなったり共感性が低下したり社会的、対人関係的に不適切な行動を取りやすくなることが推測できますが、恋愛中にはパートナーの視点を優先するとか相互理解が深まるといわれているので母子共々ここが最適化されて愛着や絆の形成を助けると理解すればいいのでしょう。この部位はさらに皮肉や比喩の理解にも関与していて幼少期に親子でよく話した子ほどよく発達して言語理解能力が高まるといわれています。

これを踏まえて思春期における脳の成熟プロセスを見ていくと二十五歳まで発達が続く前頭前皮質(広く前頭葉)は元より、幼少期の過剰な学習能力を抑えるためにシナプスの整理が行なわれるようで腹内側前頭前野(内側前頭前野と機能は同じ)と海馬の灰白質が減少します。ストレスやうつ病初期や九歳から十一歳の逆境体験をそのきっかけとするとあるのは特に慢性的なストレスや睡眠不足による脳細胞や海馬の修復及び再生の停止が深く関わっているからで、平たく言えば幼少期の無条件に守られるべき存在から自己主張して家族や同級生たちと対等な関係を築く一個人への立場の変化に脳がドライに適応していく過程と言えます。そしてこの変化によって人間は恋愛や流行を楽しむリア充タイプと部活動への熱中を含むガリ勉タイプと心理学や創作物に興味を持つタイプに分かれるのだと考えます。

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