今日のTEDは教育学者で作家のサー・ケン・ロビンソン。
社会は才能の多様性で成り立っている。
しかし多くの人は自らの才能を知らないまま大人になり、
好きでもない仕事を仕方なくやっている。
その大きな原因は人生のレールという固定観念に
裏打ちされた現代教育にある。
教育は大学に行くための機械的なプロセスとされ
みんながそれに倣う事が社会常識、あるいは社会通念を
形成するのに役立っているとされているからだ。
それは工業的でファーストフード的で人材育成とは
かけ離れた人材生産である。
人生はもっと有機的だ。
私たちも大人になって人の成長もまた有機的なプロセスで
行われるものだと知っている。
教育を変えなければならない。
それも部分的な改善ではなく、もはや根本的に。
例えるなら工業的な生産から農業的な育成に。
私たちはパソコンをカスタマイズするように
子どもを育てることは出来ないのだから。
彼らの仕組みを知っているのは彼らだけ。
それも一人一人違った才能をその小さな体、
小さな頭脳に宿している。
科学者が何百何千というラットの実験データを取るように
彼らを定義づけることは出来ない。
それは画一化の教育を施された従順な大人に対して有効なことだ。
それは常識を疑うことに嫌悪感や恐怖心が表れる事によって判断できる。
=変化に対する適応力の低下。
私たちが「普通」と思っていることは
実は時代遅れで現代に適さないことが多い。
だから若者たちとの間に世代ギャップや摩擦が生じるのだ。
子どもたちは子どもたちの時代・子どもたちの時間を生きている。
私たちはそれを認めなければならない。
とすれば私たちが彼らに与えてあげられるものは
「よい土壌」、つまり何者にも育つことのできる
豊かで多様性の許された社会環境しか
ないのではないだろうか。
=ニュートラルな社会。
*
海外はこういうのを自然に発言できていいね。
人間に対する関心というか興味が高い。
日本は経済ばっかりだけど。
人間の進化にはまだ先がある、
世界の最先端の学者たちはみんなそう考えている。
もちろん私も同感だ。
進歩に必要なのは創造性。
言い換えれば「発明は必要の母である」。
それは政治とか経済のように一から十まで手垢を付けて
人為的に造り上げるものではない。
それは人間生活の中で自然発生的に生まれ、
主に愛から行動するものである。
「あれば便利」というよりは
「なぜ、そうして来なかったの?」というようなこと。
人は便利に囲まれるよりも必然に囲まれる方がはるかによく育つ。
子どもたちに必然を与えましょう。
子どもたちの必然を。
それが彼らの才能を掘り出し、彼らの人生を作るのです。
