まとめてつぶやき1098 アスリートのための水分&エネルギー補給

10/21 火曜日

 乳酸について勉強している時に筋肉疲労を起こす仕組みが循環器系ショックの第三ステージと同じであることに気づいて二つをすり合わせながら克服法を考えれば両方よくなるんじゃないかと思い、「サッカーやマラソンなどの長時間運動の後半にパフォーマンスが落ちる原因と回避法」を考えることにしました。ちなみにネット調べではこの時乳酸は溜まっていないという。

 筋肉に限らずあらゆる細胞の内外はナトリウムイオンとカリウムイオンを帯びた細胞液に満たされており、通常細胞内液にカリウムが多く、細胞外液にナトリウムが多い。その濃度の比率は10:1でこの濃度差によって電位が生じ、細胞膜を介した両イオンの移動による電気信号の発生と神経伝達や筋肉の収縮が可能になる。

 ※細胞内のカリウム濃度は平均140mEq/L、ナトリウム濃度は平均12mEq/l。細胞外のカリウム濃度は3.5~5mEq/L、ナトリウム濃度は約140mEq/L

 具体的には神経伝達物質を放出するときも筋肉を収縮させる時もカルシウムが細胞内に入り、カリウムを細胞外に追い出してその濃度を逆転させることで生じるのですが、筋肉を動かすとATPとブドウ糖と酸素が消費され、それぞれリン酸とピルビン酸と二酸化炭素及び活性酸素が生成されます。ピルビン酸はミトコンドリアに取り込まれてATPの生産に使われますが、リン酸はカルシウムに取り付いて筋肉の収縮を阻害し、二酸化炭素は間接的に血液を酸化させ、活性酸素は酸化に対処するために免疫細胞を動員します。さらに私の推測ではタンパク質合成因子(elF2a)をリン酸化して疲労因子(FF)に変換するのを促す「傷ついた細胞からの老廃物」というのはATPが分解されて出てきたリン酸ではないかと思います。運動強度が上がってブドウ糖の消費が増えると速筋線維のミトコンドリアは数が少ないので代謝が追い付かなくなって渋滞を起こします。そこで速筋線維はさばき切れないブドウ糖を乳酸に変換してミトコンドリアが豊富な遅筋線維へ送って代謝を要請します。乳酸は酸性物質なので蓄積すると筋肉を酸化させますが競技後のマラソン選手やサッカー選手には溜まっていないということですから、ここでの筋肉疲労というのは遅筋でのプレーを余儀なくされることによって体が重く感じるくらいのことかもしれません。

では何が疲労を感じさせるのかと言えばノルアドレナリンとアドレナリンの長時間の亢進によるエネルギーの枯渇と過度な交感神経の興奮による脳疲労および眼精疲労(東洋医学で肝臓の疲労の指標となる)そして細胞の酸欠です。強度の高い運動においては発熱と発汗と呼気による水分の喪失が激しいらしく、抗利尿ホルモンのアルドステロンとバソプレシンを動員しても体内の水分量を保持することが難しいためノルアドレナリンとアドレナリンは腎臓の血流を減少させて尿の生産量を減らそうとします。これにより通常血圧上昇によって抑制されてしまうアルドステロンの分泌が保たれますが、その代償として腎機能の低下により赤血球の分泌を促すエリスロポリンの分泌が減少して貧血を誘発し、体内の炎症や酸化ストレスを増大させ、体内の老廃物や余分な水分が排出されないことによるむくみや高血圧により心臓への負担が増えるなど数々のハンディキャップを運動者は背負うことになります。

※アルドステロンの分泌にかかわるレニン・アンジオテンシン系経路ては分泌までに数日かかるので循環器系アシドーシスでは間に合わないと書いてあるのですがA.I.は分泌は促進されるんだと力説しています。通常アルドステロンは血圧が低下したとき、血中のナトリウムイオンが低下したときに分泌が促進されます。・・・どちらにしても脱水を回避する助けにはならないと聞いてここでは折れました。それから肝臓で作られ体内の水分量を調節しているアルブミンという物質も運動中の肝臓機能の低下によって低下するのではないかとA.I.に聞いてみたところこれも否定されました。この物質は血液中のたんぱく質の60%を占め、体内のpH値を調整したり、老廃物や毒素や薬剤を取り込んで中和したり、脂肪酸やカルシウムやビタミンやミネラルや甲状腺ホルモン、コルチゾール、アルドステロンや酵素を適切な臓器や細胞に届ける役割を果たしており、低アルブミン血症になると全身の代謝や免疫力が低下するようで運動時の疲労に関係があると思ったのですが少なくとも一試合の中でそれが起こることはないようです。

 水分補給についてここで述べてしまうとバソプレシンも水を飲むという行為によって分泌が抑制されてしまうためナトリウムのカリウムのバランスを改善することとカルシウムの流入過剰を解消してヒスタミンを抑制することに重きを置いた方がよさそうです。タブレットによる電解質補給も考えましたがこれも一粒当たり100mlの水と一緒に飲むことが推奨されているため水分の質にこだわった方がよさそうです。筋肉量が多い人は熱が体にこもりやすいので試合中に冷たい物を飲みたくもなるでしょう。できれば常温かぬるま湯の方が良いですが。

さらに乳酸の蓄積や炎症の拡大、外傷や緊張の連続などによる酸化ストレスが加わると急性代謝性アシドーシスに似た病態を発症して動悸、頭痛、低酸素症による重度の不安(ノルアドレナリンの過活動)、視力低下(肝臓機能の低下による)、吐き気、嘔吐、腹痛(腹水か炎症による胆管の詰まりか、肋間神経痛か)、筋力低下、骨痛、関節痛、クスマウル呼吸(苦しそうな深く速い呼吸、糖尿病性ケトアシドーシスと関連)、酸血症、心室頻拍(異常な心拍リズム)、無気力、昏睡、アドレナリンへの反応低下による低血圧を起こします。循環器系ショックも代謝性アシドーシスの一症状です。同じく乳酸アシドーシスも似たような症状を伴います。

貧血はヘモグロビン不足による鉄欠乏性貧血を指します。鉄分の消費はミトコンドリアの電子伝達系におけるエネルギー生産に使われるシトクロームcオキシターゼという酵素の構成要素に含まれており、この酵素が働かなくなると水素イオンが余って筋肉疲労の要因になります。また運動による健康増進の立役者であるマイオカインの一つであるIL-6(インターロイキン6)も筋収縮のたびに分泌されてTNF-aなどの炎症性サイトカインの生成を抑制したり、インスリンの介入なしにブドウ糖やグルコースの細胞への取り込みを促進してくれたり、脂肪組織に蓄えられた脂肪を分解して脂肪酸を取り出し、筋肉へ運んだり、肝臓での脂肪酸の酸化を促進してケトン体を作り出したり、筋肉の分解を抑制したり、骨芽細胞に働きかけてオステオカルシンという運動能力を高めるホルモンの分泌を促したりしてくれますが、一方で鉄の吸収と再利用を阻害するヘプシジンというホルモンの分泌も促進して鉄欠乏性貧血を誘発します。

それからもう一つ決定的なのが足の裏への強い衝撃による赤血球の破壊です。マラソンやバスケットボール、バレーボール、サッカー、剣道などでよく起こり、行軍ヘモグロビン尿症とか足底溶血といいます。溶血とは赤血球の膜が破れてヘモグロビンなどの内容物が血管内に流れ出すことを言い、これによって起こる貧血を溶血性貧血といいます。ピロルリアという病も血液の成分の一つであるピロールという物質が尿中に混入して赤褐色の尿が出ますが、この病では赤血球の合成や細胞の修復にかかわるビタミンB12や葉酸も検出されます。さらに造血が増えるせいか亜鉛とビタミンB6不足も顕著でアスリートも亜鉛欠乏性貧血を合併しやすいようです。(ちなみにピロルリアの症状は情緒不安定、不安、うつ状態、疲労、食欲不振で、亜鉛はインスリンの材料でもあるので厳しいトレーニングの後にご飯が食べられなくなる原因は亜鉛不足なのではないかと思います)

したがって腎性貧血の際には鉄が尿中に過剰に含まれるようになりますが、この遊離した鉄に活性酸素の第二形態である過酸化水素が結合するとヒドロキシラジカルになり、フェロトーシス(新しい細胞死のパターンで鉄を原因とするもの)が引き起こされます。

※赤血球の寿命は120日で古くなったものは脾臓や肝臓でマクロファージによって破壊され、その残骸は同じくマクロファージによって骨髄の造血部門に運ばれて再利用されます。激しい運動中にマクロファージが活性化するのはこのためです。(他には全身の炎症を抑え、血管新生を促進、コラーゲンの沈着を促して筋肉組織の再生を促進、AGEs終末糖化産物の貪食による老化現象の改善)

 こうして体内が低酸素状態になるとまずATPを作り出せなくなってその材料はアデノシンに分解されてしまい、その最終代謝物である尿酸と乳酸の腎臓への蓄積が進みます。さらに悪いことに細胞内へのナトリウムの流入が進んで残りのカリウムまで細胞外に追い出してしまい、静水圧の上昇により体液とタンパク質が周囲の組織に漏れ出して血液の濃縮が行われ、いわゆるドロドロ血(=脱水状態)になります。筋肉の収縮が解除されないとやがて痙攣を起こしますし、神経伝達物質の発現が解除されないと脱感作といって反応が低下してその効力を失ってしまうのです。そしてアドレナリンが脱感作すると血圧が低下に転じて役割を果たせなくなり、これを改善しようと多くの神経伝達物質(ノルアドレナリン、アドレナリン、ドーパミン、セロトニン、アセチルコリン、グルタミン酸、GABA)の発現を抑制できるヒスタミンが事態を収拾させようと分泌されるのですが、ヒスタミンは血管を拡張させて(すなわち血管平滑筋を弛緩して)ますます体液が細胞から漏れ出させて血液の濃縮を進めてしまいます。(ヒスタミンにも尿量減少効果がある)――この状態とプロセスが循環器系ショックの第二、第三ステージと同じで、その初期症状である脱力感、心拍数の上昇、不整脈、発汗、不安、のどの渇き、粘膜の乾燥、皮膚の張りの低下、毛細血管の再充てん時間の延長、末梢脈拍の弱化、四肢の冷えを追加します。

 この状態を改善するには細胞内外のナトリウムとカリウムのバランスを取り戻さなくてはならず、私の調べではタウリンがこれを改善してくれそうです。主に心筋細胞内に高濃度に存在し、カルシウムイオン濃度を調節することで過剰なカルシウムの流入を抑制し、心筋細胞を保護する、体内のカリウムを利用して心筋リズムを整える、また脳と脊髄に多く存在するタウリンは全身の神経細胞の発作を抑制する、アドレナリンの放出も抑制するので過活動をリセットできる可能性あり、皮膚の柔軟性を高め、筋肉や腱に発生したダメージの回復を速める、強力な抗酸化作用として活性酸素中間体(フリーラジカル)に自らの電子を与えることで水や酸素など無害な物質に変える、そしてミトコンドリアの機能を保護する働きがあります。これは多くのエナジードリンクに含まれていますね。

 私の調べでは試合中の運動選手に必要なのは水分とブドウ糖とクロム、鉄分、ビタミンC(抗酸化作用と鉄分の吸収を助ける、また共にコルチゾールの材料、ヒスタミンの抑制効果も)、ヒスチジン、ビタミンB12と葉酸、銅、体内のpHを弱アルカリ性に保ってくれている重炭酸塩(酸によって低下する)、ナトリウム(細胞外にカリウムが多いということは血中にカリウムが多いということ。塩は弱った腎臓を養う)、マグネシウム、尿酸を溶かすアルカリ食品、胆汁の流れをよくする食品、そして肝臓の働きを助ける食品などです。ナトリウム不足と重炭酸塩不足と乳酸の中和を一度に改善してくれるのは重曹で柔道選手を対象にした研究では脱水時にもpHを調整して解糖系の働きを維持することができると報告されていますし、代謝性アシドーシスの治療薬としても効果を確立しています。

 ❌利尿作用のある食べ物―――じゃがいも、ほうれん草、きゅうり、ナス、冬瓜、モロヘイヤ、とうもろこし、たけのこ、大豆、小豆、きな粉、納豆などの豆類、スイカ、バナナ、キウイ、梨、アボカド、メロン、レモン、海藻類、キノコ類、ハトムギ。カリウムを含む食品でナトリウムを摂取しても相殺してしまうので水分補給には適さない。

※クロムを多く含む食品―――(ジャガイモ)、小麦胚芽、ピーマン、リンゴ、かぼちゃの種、チーズ、(青のり)、寒天、(黒砂糖)、もち米、(小豆)、精白米、米ぬか、アサリ、煮干し、枝豆、ニンジン、(ホウレンソウ)、カレー粉、いりごま、アーモンド、サバ、マイワシ、、あわび、牛肉、鶏むね肉、ロースハム、コンビーフ、(わかめ、ひじき、あおさ)、バジル、パセリ、こしょう、トウガラシ他。インスリンと協力して細胞内にブドウ糖を取り込むのを助ける。

 

 タウリンを多く含む食品―――カキ、アサリ、シジミ、ホタテ、ハマグリ、タコ、イカ、ニシン、サバ、ブリやカツオの血合い部分、鶏肉、卵。・・・水溶性のため煮汁ごと食べられるものか刺身で。

 

 ヒスチジンを多く含む食品―――マグロ、カツオ、ぶり、サバ、イワシ、サンマ、アジ、煮干し、チーズ、ヨーグルト、鶏肉、豚肉、(豆乳などの大豆製品、高野豆腐)。・・・味噌、しょう油、納豆はアレルギー食品として注意が必要。ヒスタミンの前駆物質で疲労感の軽減、脂肪の分解促進、交感神経を刺激して注意力の低下を緩和、すなわち覚醒効果、作業記憶の活性化などの作用があるほかヘモグロビンの材料なのでこれが不足しても貧血になる。

 銅を多く含む食品―――カキ、するめ、ブラジルナッツ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、クルミ、精製していない小麦、レバー、。赤血球や多くの酵素の材料、ドーパミンやノルアドレナリンあるいはメラニンの前駆物質であるチロシンを合成する、鉄の代謝に不可欠、亜鉛と拮抗関係にあり亜鉛が過剰になると抗酸化物質のグルタチオンが枯渇して過酸化水素と第三形態のヒドロキシラジカルの分解ができなくなるなど酸化ストレスへの抵抗力が落ちたり(京都産業大学の研究グループによれば亜鉛も過酸化水素を分解できるそうですが)、ミトコンドリアを機能不全に陥らせたりします。また銅が過剰になるとパラノイア/誇大妄想、幻覚、幻聴、攻撃性、恐怖心が亢進します。銅はまたヒスタミンの分解酵素の材料でもありヒスタミンと銅は統合失調症の発症に関係しています。

 

 マグネシウムを多く含む食品―――(多い順)(ホウレンソウ)、小麦のふすま、かぶの葉、ブロッコリー、オクラ、豆もやし、(豆腐)、カボチャの種、アーティチョーク、アサリ、ハマグリ、小麦胚芽、ヒマワリの種(メジャーリーガーがベンチで食べてた?)、豆類、アーモンド、小麦全粒粉のパン。・・・栄養学者の丸元淑生(まるもとよしお)さんによればマグネシウムの摂取率が低いらしい。カルシウムの働きを抑制して細胞を鎮静化する、脱感作した神経伝達物質を解除する、特にグルタミン酸の分泌を抑制しGABAの分泌を促進、そして糖の取り込みの促進、脂肪分解酵素の活性化、血管修復を助けるなどの働きを持つアディポネクチンの分泌を促す。さらにブドウ糖をピルビン酸やアセチルCoA(コエンザイムA)に変換するにも脂肪酸をアセチルCoAに変換するにも必要な栄養素です。つまりエネルギー(ATP)生成に欠かせない栄養素。

 葉酸を多く含む食品―――(ホウレンソウ)、かぶの葉、鶏レバーおよびほかの臓器、オクラ、アスパラガス、芽キャベツ。

 ビタミンB12を多く含む食品―――ハマグリ、アサリ、あわび、牛レバー、生カキ、鶏レバー、イカ、カズノコ。この二つはセットで働き、肝臓で脂肪の分解を助け、過剰なヒスタミンを取り除くメチオニンの代謝物であるホモシステインを速やかにメチオニンに還元する働きを持つ。

 

 アルカリ性食品―――トマト、セロリ、玉ねぎ、ニンジン、(ホウレンソウ)、ゴボウ、(キノコ類/特に舞茸は健康効果が高い)、(海藻類)、牛乳やヨーグルトなどに含まれるカゼイン、(バナナ)、イチゴ、サクランボ、ブルーベリー、(キウイ、大豆製品)。うち低血圧と貧血にも効果があるのはホウレンソウとニンジンと海藻。バナナにはビタミンB6とトリプトファンと炭水化物が含まれ、セロトニンを合成する要素が揃っているほかカリウムとマグネシウムも含まれ、かつ食べてすぐに運動しても腹痛を起こしにくいという利点がある。

 

 胆汁の流れをよくする食品―――ビターチョコレート(カカオ含有量86%以上)、(海藻)、ゴーヤー、フキノトウ、レバーなどの苦み成分。脂溶性ビタミン/抗酸化ビタミンのA、D、E、Kを消化吸収するために必要で胆汁が不足するとカルシウムとビタミンDの吸収率も低下して骨の健康に障害をきたしたり、免疫機能を司るマクロファージやサイトカインの働きを鈍くしたり、運動能力向上や疲労軽減効果が得られなくなります。一方で海藻に含まれるヨウ素を摂りすぎると甲状腺機能が低下して基礎代謝が下がり体温が上がりにくくなる、汗をかきにくくなる、疲労感や倦怠感、乾燥肌、むくみも出て更年期障害と似た状態になる。女性は卵巣機能が低下して無月経または過多月経、不妊を起こす。コーヒーは省きました。

 肝臓の働きを助ける食品―――トマト、セロリ、(タケノコ、シイタケ)、にんにく、シジミ、アサリ、ナマコ、ねぎ、しょうが、みょうが、シソ、わさびなどの薬味系、バジル、ミント、パセリパクチーなどのハーブ系、大根の辛み成分(解毒酵素を活性化する)。東洋医学では酸っぱい物が肝臓と胆のうに良いと言います。肝臓は糖質をエネルギーにするにしても脂肪をエネルギーにするにしても代謝の要になる臓器ですからアスリートの皆さんは特に大事にしなくてはなりません。脂肪分解酵素であるリパーゼを服用するのもよいでしょう。

これらを工夫して運動中のドリンクに入れてもらいたいです。

 高塩分食の例―――漬物、ハム、ソーセージ、ちくわ、かまぼこ(ただしこれら加工製品はリジンが多い)、たらこ、いくら、塩辛、練りウニ、ラーメン、パン、煮物、みそ汁、カレー、麻婆豆腐や天津飯やあんかけ焼きそばなどとろみのある料理。重曹の一日の推奨量は3gとされています。

 

 避けるべきプリン体を含む食品―――レバー、魚卵、干物、ビールなどのアルコール、類、鶏肉、魚などの過剰摂取。

 さらに交感神経の興奮と眼精疲労を和らげて冷静さを取り戻すには目を閉じることです。これで副交感神経が作動し、α波が出ます。生物学では脳神経、皮膚、毛髪、目、鼻、耳などは同じ外胚葉から分化した器官であるのでこめかみに指先を当てると神経の高ぶりが収まります。また実験進化学の西原克成さんの『追い詰められた進化論 実験進化学の最前線』によれば呼吸器のメインは鼻と耳なので口呼吸をすると喘息や肺気腫、気胸、間質性肺炎、扁桃炎、耳鳴り、めまい、難聴などを発症し、さらに腎臓や副腎、生殖器、泌尿器、脳下垂体が障害されるそうです。ちなみに外肺葉とは多細胞生物の発生初期の胚(細胞)の構造中外側の層のこと。

 さらに鍼灸学も取り入れて足の裏、土踏まずの上部、左右のふくらみの間にある湧泉というツボに温シップを張っておくと腎気を養い、腎経に属する足底部からアキレス腱、下肢、泌尿器、生殖器、腹部、胸部、舌先までつながっています。口の乾燥も腎臓の異常によるものと考えられています。あと手の平の生命線と感情線の交点にある労宮というツボは疲労やだるさが溜まる場所でここを押すと疲労回復ややる気の充填、眼精疲労に効くようです。3秒押して離すを5分間、両手ともやる。

あと精神面での回復にはオキシトシン(バソプレシンとセットで分泌される)の分泌をイメージしたスキンシップやくすぐり合いやハグなどを行い、ドーパミンを刺激するよりノルアドレナリンの分泌を促すコミュニケーションを取ると良いです。(ドーパミンは不整脈を悪化させる) 例としては鬼ごっこ、影踏み、しりとり、後出しジャンケン(わざと負ける)などがあります。

 乳酸は運動中のエネルギー源になるだけでなく脳内でもブドウ糖の代わりをして学習、記憶、判断力の維持・向上に努めてくれますし、二酸化炭素も適度な濃度であればヘモグロビンからの酸素供給が高まる、血管拡張作用によって血流が良くなる、呼吸の促進によって乳酸が中和されるなどパフォーマンスの維持・向上に働きますので神経質になる必要はないと思います。

 

これに対し、プロ選手も使用しているエナジードリンクに含まれる成分にはカフェイン、吸収の速い糖分、タウリン、ガラナ、高麗人参、ビタミンB群、分枝鎖アミノ酸(BCAA/バリン、ロイシン、イソロイシン)、HMB、アルギニン、グルタミン、クエン酸、L-カルニチン(脂肪酸をアセチルCoAに変換するときに必要)、電解質(ナトリウム、カリウム、マグネシウム)です。HMBはB-ヒドロキシ-B-メチル酪酸の略で栄養補助食品です。筋肉の合成及び修復の両方を促進してトレーニングによって傷ついた筋肉をより大きく強くし、また加齢によって筋肉量が減少するのを防ぐ効果があるそうです。このうちで激しい運動中に摂取するのにふさわしくないのはカフェイン、ガラナ、高麗人参、アルギニンで要注意は糖分の量とグルタミンです。カフェインは第一にその利尿作用によって水分補給に不適切ですし、血圧上昇効果もアドレナリンとノルアドレナリンの分泌を促すだけなそれらの脱感作を促進するだけです。さらに循環器系アシドーシスで言えば機能低下している心臓のポンプに作用しても全身の血流低下を悪化させる方に作用し、おまけにリンパの流れも悪くするそうです。また疲労感を軽減する効果もアデノシンが発する疲労信号を抑制してしてコルチゾールの過剰分泌による副腎疲労/慢性疲労症候群とカフェイン中毒に誘導しているだけです。ガラナにも三倍のカフェインが含まれているそうでやはり利尿作用があり、乳酸値を上げて乳酸アシドーシスを悪化させます。さらに不整脈、高血糖、横紋筋融解症を合併します。横紋筋融解症は筋肉細胞が壊死し、細胞内の成分が血液中に流れ出す病でカフェインの筋収縮を増強させる作用と利尿作用による脱水とが激しい運動と重なることで発症リスクが高まるそうです。その前駆症状としてはアドレナリンとノルアドレナリンの過活動による興奮、めまい、心拍数の増加、不安、震え、不眠、下痢、吐き気、嘔吐、そしてコーラ色の尿が起こるでしょう。高麗人参とアルギニンは一酸化窒素の生産を促進して血管を拡張させる、すなわち血圧を低下させますのでこれも逆効果です。しかしアルギニンとグルタミンと分枝鎖アミノ酸は高たんぱく食によりリジンの血中濃度が高くなる高リジン血症の人を対象にして配合されていると考えられ、高リジン症の時にはリジン以外の必須アミノ酸、特にアルギニンが不足します。グルタミンは筋肉の分解と強請を助ける働きがありますがマクロファージの餌としての需要があるため運動中の抗炎症性マクロファージの活性化を標的にしている可能性があります。したがってケトン食を事務つ戦していない人には適さないドリンクと言えます。

 ※高リジン血症の症状については腎臓と妊婦と小児に対する影響以外はあいまいにされておりはっきりしませんが、リジンの中間代謝物であるサッカロピン尿症では知的障害、認知障害、多動、攻撃性、社会性低下、歩行障害(協調運動がうまくいかずふらつきがでる)、ミトコンドリアの機能障害などが出ます。あるいは高リジン血症は生涯無症状のままの人もいるそうです。しかしリジンは糖化反応を受けやすいアミノ酸(アミノ基を持っているため)であり過剰摂取により老化を促進することは間違いありません。

 滋賀県立大学 人間文化学部 生活栄養学科 運動栄養学研究室の東田一彦さんのコラム『運動時のエネルギー代謝と糖質制限食』(2021年5月)によれば近年アスリートの糖質制限(低糖質・高脂肪食)がブームになっており、すぐに枯渇してしまう筋グリコーゲン(500キロカロリー)に代わって1500キロカロリーの蓄えがある脂肪を運動時のメインのエネルギー源にしようという試みがなされているが動物実験のように飛躍的な運動時間の持続効果は得られていないそうです。しかしそれは当然のことでとケトーシス状態とは糖尿病患者の病態と同じだからです。体はそもそも安静時(仕事を含む日常生活)と軽い運動時には有酸素の脂肪エネルギーを使い、運動強度が上がると分解速度が速い筋肉のグリコーゲンに切り替え、しかし貯蔵量が限られているために二十分もすると枯渇して再び脂肪エネルギーの使用に戻すというサイクルを行っており、人間の運動限界を知らせています。第三のエネルギー供給源であるATP-PCr系はADP(アデノシン二リン酸)にクレアチンリン酸(PCr)が自身のリン酸を供与することでATP(アデノシン三リン酸)に還元して最短でエネルギー補給を行うことができますが最大でも7~8秒間しかもたないそうです。犬も15分しか走り続けられないようです。それを90分間や2時間以上運動強度を保ったまま動き続けるということはそれ自体超人的な行為なのですが、人間はできると分かるとそれをもっともっとと追求してしまい、病的な領域に入り込んでとドーピング剤を開発したりシューズやユニフォームや道具を改良したり人体改造や遺伝子の組み換えにまで手を出してしまいます。

 

 糖尿病ではインスリンの作用不足によりブドウ糖をエネルギーとして利用できないゆえに解糖系をすっ飛ばして脂肪酸を直接ミトコンドリアの餌となるアセチルCoAに変換する経路を選択し、やはりミトコンドリアの処理速度の遅さによって渋滞を起こした分が肝臓に運ばれてケトン体に変換されて一時保管されます。そして乳酸と同じくケトン体も血液を酸化させます。ケトン食の実践者も要不要の法則によりブドウ糖を利用する能力が低下してしまい、「人間は筋グリコーゲンが枯渇した時点で疲労困憊に陥ってしまい、どれだけ脂肪の蓄えがあってもそれ以上運動を継続することができなくなる」という制約を超えられない上に糖質が血液中に有り余ることでAGEs(終末糖化産物)が生成されやすい体内環境を作り出して老化を促進しているに過ぎないという大きな過ちを犯しているのです。もしかすると長鎖中性アミノ酸(ロバリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン)を運ぶ輸送体はインスリン抵抗性が起きているときにもインスリンが存在しない時と同じように脳に多く運ばれて筋肉には運ばれていないのかもしれません。その状態で糖質の多いエナジードリンクをがぶ飲みすれば血中にブドウ糖があふれ返り、何も仕事をせずに代謝されて血糖値スパイク(短時間での血糖値の激しい上昇と下降)を引き起こして低血糖症の症状とコルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリンの再分泌による血糖値スパイクの再燃を繰り返すだけです。糖尿病患者もインスリン注射を使いだすと高血糖の時間と低血糖の瞬間を行き来することになり糖質の摂取を怠るとすぐに頭痛、手足のしびれなどが起こって運動どころではなくなります。(ビタミンB6の過剰摂取による神経毒性もスパイクを生じさせることで生じるのかも。ビタミンB6代謝物であるキチンにはAGEsと結合して便として排出する作用がある。あるいはこの作用を買われてPGE2/プロスタグランジンE2に悪用されているか) その上コルチゾールの過剰な分泌には代償を伴い、副腎疲労/慢性疲労症候群や本物の糖尿病や本物の代謝性アシドーシスや高血圧その他により選手生命を絶たれるリスクさえ背負うことになりかねません。・・・そもそもトレーニング中に糖質を制限して試合中の補給は糖質頼りというのはどう見ても非合理です。しかも高脂肪食と果糖ぶどう糖液糖は肝臓に悪い食事のワースト3に入っていますからすぐにやめるべきです。ドリンクや食事法を誰が提案・開発しているのか知りませんが選手の健康第一で研究を進めていただきたいと思います。

アスリートの皆さんは正しい認識と対策によってもうひと踏ん張りの力、起死回生の活力を手に入れてください。応援しています。

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