『日本書紀』を読むための予備知識

 日本書紀は中臣氏及び藤原氏のための書物といわれます。それは現代まで名が残る有力氏族の多くが藤原氏を先祖に持つことから明らかで彼ら以上に万世一系に固執している者はなく、渡来人勢力でありながら自分たちこそ日本人の唯一のルーツであると言わないばかりです。このため日本書紀にも多くの家系図の改ざんが確認され、編纂を勅した天武天皇(実際には総責任者の藤原不比等)は持統天皇五年(六九一年)五月に墓記/家系図の提出を命じた天皇や皇室に近い十八の氏族を中心とした物語を書きました。重要なのはこの改ざんを『秀真伝(ホツマツタヱ)』など独自に三書の歴史書を編纂した景行天皇さえ受け入れているということです。その権力の源は調査中ですが、したがって『日本書紀』だけを読んでも日本書紀を解読することはできません。私は勘が鋭いので一巡目から朝鮮半島で起こったように書かれている出来事は実は日本で起こったことなのだろうとか蝿や鼠や雷や彗星で表現された出来事もこれらをトーテムとする一族の行動を指しているのだろうとか当たりを付けていましたが、勉強を進めると1ページごとに何かしらの嘘をついていると言っても過言はないくらい緻密かつ巧妙に改ざんが行われていることに気づきました。現代人は在日米軍と在日朝鮮人とクーデター政権の横暴に絶望して現在の天皇家は百済出身者を標榜していると声を上げても何の反応も示しませんが、奴隷生活から抜け出すためにも日本人は日本の歴史と真実をしっかり把握して歪められたヒエラルキーをリセットしなければならない、言い換えれば民主的な国民が具えているべき自立心を確立しなければならないと思い、この人を小馬鹿にした偽造文書の途方もない翻訳に取り組むことにしました。長い戦いになると思いますがどうか一緒に戦って下さい。そして彼らが今も必死になって守ろうとしているしょうもない嘘を共に笑い飛ばしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました